代替医療について

代替療法という言葉はもともと英語の“Alternative Medicine”を訳したもので、西洋医学以外の治療法を全て含むものです。
ヨーロッパでは、“Complementary Medecine(補完医療)”という言葉が使われました。

1.インドのアーユルヴェーダや中国医学、イスラム医学など各国の伝統医学
2.ホメオパシー、カイロプラクティック、オステオパシーといった比較的新しい医学体系
3.民間療法
4.心身相関療法と呼ばれる体と心のつながりに重点を置くもので、アロマテラピーやバッチフラワーなど各種の健康補助食品を用いた栄養療法


などがあり、例えばニューヨークで出版されている、「ALTERNATIVE HEALING A to Z」 という本には、150種類以上の治療法が掲載されています。
当院ではその中の、

●栄養素療法
●アロマテラピー
●バッチフラワーレメディ


を取り入れ、西洋医学において足りない部分を補っています。
つまり西洋医学に限界はあっても代替医療がまだ沢山あるということになります。
しかもそれらは人間や動物が本来持っている自然治癒力を高め、体に優しい治療が出来るということになります。

栄養素療法

【栄養素療法とは・・・】
 

西洋医学的治療法で体の仲の悪いところを一時的に取り除いても、最終的に病気を治して行くのは動物自身が持っている自然治癒力です。
これは私達生命あるものに備わった能力であるとも言えます。
この能力を高めるものが栄養療法です。
栄養療法の基本は「バランスの良い食生活」ということになりますが、環境破壊や遺伝子組み換えなどの理由から食物の栄養素含有量が減少してきており、十分な栄養が摂れなくなっています。 ペットフードにおいてもかなり質の良いものを選ばない限り、同様なことが言えるようです。
つまり、食事に不足しがちな栄養素、ストレスや病気によって不足してしまう栄養素を栄養補助食品で補う必要があると言えます。
当院では、

栄養素療法・核酸
・メシマコブ
・各種ビタミン、ミネラル
・オメガ3-6
・イチョウ葉エキス
・コンドロイチン、グルコサミン


などをそれぞれの症状に応じて処方しています。
また、無添加ナチュラルフードも取り扱っております。
そして最も重要なことは『食』を通じ、ペットが『ワクワクする』その気持ちが白血球のリンパ球を増やし、免疫力を高めるということです。
いつもいつも乾いたパラパラのドッグフードやキャットフードを与えて満腹感を満たすのではなく、時には旬の素材を用いた手作りフードを作って、飼い主の方と一緒に同じものを食べるといった楽しい時間を持つことも重要だと考えています。

アロマテラピー(芳香療法)

【アロマテラピーとは?】

 

アロマ(AROMA)は、「天然の良い香り」を、テラピー(THERAPY)は、「治療法」を意味します。
従ってアロマテラピーを直訳すると「芳香療法」となります。
具体的には、アロマテラピーとはハーブや果実から抽出した100%天然のエッセンシャルオイル(植物精油)を活用して健康増進に役立てるものです。
エッセンシャルオイルは、ただ単に良い香りというだけではなく、様々な作用を発揮します。

 

 

【エッセンシャルオイルの5つの作用】

 

○生理作用
心と身体のバランスの乱れを調和に導いてくれる。

○心理作用
心に変化を与えたり、感情や情動に落ち着きを取り戻すことができる。

○抗菌作用
植物自身が菌から身を守るための防御機構。

○生体リズム調節作用
心臓の拍動や脈拍、呼吸や睡眠時の脳波など、身体は生まれてから死ぬまでリズムを繰り返している。
この生体リズムを調節する働きがある。

○薬理作用
エッセンシャルオイルには100を越す成分が含まれており、消炎作用(炎症を鎮める)、鎮痛作用(痛みを和らげる)、鎮痙作用(痙攣を鎮める)などの薬理作用を有している。

 

 

【エッセンシャルの活用法】

 

○芳香浴
香炉を利用してエッセンシャルオイルを部屋の空気中に揮発させ、その香りを嗅いで体と心に変化を起こさせる方法。

○蒸気吸入
洗面器やボウル、ティーカップなどに熱湯を入れ、そこにエッセンシャルオイルを2~3滴たらして、立ち上がる香りを蒸気と共に吸入する方法

○入浴
バスタブにエッセンシャルオイルを3~4滴たらして入浴剤のようにして使用する方法

○オイルマッサージ
目的によって選んだエッセンシャルオイルを植物油に希釈してマッサージオイルを作り、それを皮膚からマッサージすることで体内に浸透させる方法

○湿布
目的によって選んだエッセンシャルオイルを洗面器に入れたお湯または水に1~2滴たらしてよくかき混ぜ、ガーゼや布などに浸して患部をあてがい、湿布液を体内に浸透させる方法

○エアスプレー
エッセンシャルオイルを水で薄め、噴霧する方法

※これらの中から目的に応じた方法を選んで実践します。

 

バッチフラワーレメディ

【バッチフラワーレメディについて】
 

バッチフラワーレメディは1930年代にイギリスで誕生し、世界中で使われている自然療法です。
開発した英国人医師のエドワード・バッチ博士の名前に由来し、レメディという言葉は薬剤、治療薬、または問題に対処する経済策を意味します。
38種のバッチフラワーレメディと、その内の5種類が最初からミックスされているレスキューレメディを用いて、感情のバランスを取り戻して行く療法です。
バッチフラワーレメディに使用される植物は、自然が毒されずにそのまま残っている土地で野生のものを採取します。
何故ならば栽培したものでは癒しの力が失われてしまうと考えたからです。
その花も完全に咲いている晴天の満開時に、直接花に触れないように採取します。
採取した花は自然水を張ったクリスタルかガラスのボールの中に浮かべます。そしてそのボールを3~4時間太陽光にさらします。
その後直接触れないように花を取り出し、保存料としてブランデーを入れます(日本では酒税法の問題があり、ワインビネガーを使用)。
これで母液の出来上がりです。
ちなみに母液に使用する草花は、エドワードバッチセンターで大切に保管されており、現在も同様な方法で作られています。
バッチフラワーレメディは花の持つバイブレーション(波動)、またはエネルギーが感情や精神に働きかけることにより、心のゆがみを整え、穏やかにバランスを取り戻して行くことを手伝ってくれるものです。
そして心の状態が改善することによって、体に本来備わっている自然治癒力を高め、心身の健康を導いてくれます。
人だけではなく、動物や植物の状態をも癒してくれるものです。

ジェモセラピー

【ペットを元気にする新芽のエネルギーエッセンス「ジェモセラピー」】

 

野生の動物たちは、本能的に解毒作用のある草の芽を探して食べていることが知られています。
大自然の中で暮らしていても、腎臓や肝臓は毒素などによって機能が衰えてしまいがちです。
ましてや、現代の人間社会で暮らすペットには、正常な臓器の維持は難しいと思われます。
そこで、おすすめするのが解毒作用の成分を簡単に摂取できる「ジェモセラピー」です。

 

 

【ジェモセラピーって?】

 

欧米諸国では、獣医さんが治療の過程で役立てているもの。
日本では、先進的な獣医さんが推奨しているサプリメントです。
本来、腎臓や肝臓は毒素を分解し、動物の体から排泄する役割を果たしているのですが、その臓器が弱ってしまったら・・・。
ジェモセラピー“コモン ジュニファ”は、有毒物質の蓄積した腎臓や肝臓の解毒を促し、これらの臓器の機能を活性化します。
エネルギーブロックを起こした腎臓・肝臓の気の流れが刺激され、犬・猫は全身の代謝が良くなり、ストレスが解消され、自然と元気になるのです。

 

 

【植物の新芽には臓器の解毒作用を促進する効果がある!】

 

植物の発芽、新芽には、成長してしまった時には、失ってしまう物質が多く含まれています。
その中で注目されているのが、成長と分化を活発に起こす様々な成分gemmo(ジェモ)です。
そのジェモを多く含む若芽、新芽をすりつぶし、精製したのが、ジェモセラピーです。
ペットの優れたサプリメントとして、「ジェモセラピー」をおすすめします。

※ジェモセラピーは医薬品ではありません。
※副作用、習慣性もなく犬や猫のペットに安心して与えることができます。
※新鮮な飲み水に数滴加えて与えてください。